留学体験談

修士課程で平和学(Peace Studies)を学ぶ

瀬戸口 暢浩さん

世界の摩擦も肌で感じる学外スピーカーによる講演
瀬戸口 暢浩さん

  • ブラッドフォード大学
  • 専攻名: 平和学(Peace Studies) 修士課程
  •  » 平和学 コース詳細 
  • 留学期間:2003年9月~2004年9月

「平和と紛争」を研究する世界最大規模の専門機関であるブラッドフォード大学 平和学(Peace Studies)を履修された瀬戸口 暢浩さんの体験をご紹介します。

世界の摩擦も肌で感じる学外スピーカーによる講演

ブラッドフォード大学の平和学修士課程は、イギリスのみならず世界的に有名なコースです。後期受講中の講座は、必修科目が「平和学概論」と「リサーチ手法」の2つ、選択科目から「兵器管理と拡散」、「地域研究(中東)」、「紛争解決(応用と復興)」の3つです。加えて、単位は付きませんが、毎週学外からゲストスピーカーが呼ばれ、講演とディスカッションが行われます。

最も印象に残っているのは 、在英イスラエル大使館の外交官による「イスラエル・パレスティナ和平問題」です。

折しもイスラエルがヨルダン川西岸地域で建設を進めていた、テロリスト対策用防御壁がメディアを沸かせていた時でした。学生側はNGOなどの情報から恒久的な隔離壁ではないかと質問したのに対し、講演者はあくまでも一時的な「フェンス」であると主張し、「壁」という言葉の使用を頑なに拒みました。また、学生の中にパレスティナ出身者も含まれていたため、講演後のディスカッションは当事者双方の激しい論争の場と化しました。メディアの目を通してしか体験したことの無かった双方の間の摩擦を初めて実体験する場となりました。